★Angel Book

運命と愛で結ばれたかぞくのはなし。

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クリスマスのできごと

まるたんの記事をやすみますとお伝えしたのが去年のこの記事でした。
年内に再開するはずだったのに、もう半年近くも経ってしまいましたね。
まったく何をやっていたんだか……。




まるたん モノクロ
まるたんのことを書きはじめたとき、このモノクロ写真を掲載しました。
「いちばん好きな写真」とはその時も書きましたが、
自分でプリントしたからというのも好きな理由のひとつです。
この時のまるたんは、まだ六年生だったI ちゃんの膝に抱かれていました。
イチゴ模様のパジャマを着たI ちゃんに抱っこされて、
陽のあたるソファの上で気持ち良さそうにしていました。
ご覧のとおり35ミリのフィルムですが、ネガにギザフチを当てて
周囲を黒くカッコよくしました。
薬品のなかで印画紙をゆらゆら揺らすと、だんだんとまるたんのお顔が
見えてきます。
「まるたん、かわいく撮れてたよ」
とその紙に話しかけ、愛情をいっぱい注いでからピンチにはさんで乾かしました。

今でもこの紙焼き写真を手にとって眺めていると、
まるたんがそばにいてくれるような気がします。
カヲルちゃんの小さな身体を撫でていると、
まるたんがその隣で眠っているように錯覚します。

いままで書いた「まるたん」の記事を自分で読み返してみると、
やはり酷い最期だったなぁ、と思うのです。
会いたいな。
抱っこしたいな。
そう思っていた去年の12月、あるサイトで心にしみるような
お話をみつけました。

ぬいぐるみも家族として一緒に生活している我が家のことですから、
そのへんをあらかじめご理解のうえで続きをお読みいただくと嬉しいです。

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[ 2010/05/28 00:00 ] ★まるたん | TB(-) | CM(6)

まるたんの連載について~ぎん&カヲルより

Angel Bookからのお知らせです

毎週土曜日に連載していた「まるたん」のことですが、
現在、ワクワク★プレゼント企画をしているということもあり、
ヒトで相談した結果、忙しくも楽しいクリスマス時期には控えた方がいいかな?という
ことになりました。12/26の土曜日から再開の予定です。
楽しみ(という表現は適さないかもしれませんが)にしてくださっていたみなさま、申し訳ありません。
今は楽しもうね。

お知らせ!?
ぎん&カヲル「うん、わかった」

りょうか~い
は~い

なかよし
まるたんも、天国でさのくん、りゅうくん、旅立ったみんなの大切なかぞくといっしょに
寄り添って仲良くしてるよ、きっと。


明日(日付変わって、今日?)IちゃんとSちゃんは嵐のコンサートに行くので、カヲルと銀蔵はお留守番…。
応援してね!カヲルを。
にほんブログ村 猫ブログ MIXサバトラ猫へ
ありがとう

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[ 2009/12/06 00:35 ] ★まるたん | TB(-) | CM(4)

すみません(>_<)

土曜日だったのですが、
「まるたんの記事」を書くことができませんでした。
今週は休ませていただきます。

読みにいらしてくださった方、お手間を取らせてしまってすみません

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[ 2009/11/28 23:46 ] ★まるたん | TB(-) | CM(0)

生きている限り続く苦痛

母の部屋に新品のベッドを移動させ、ようやくまるたんに
落ちついてもらうことができました。

元気だったころ、まるたんはいつも私と一緒に眠っていました。
夜、私がベッドに入ると、Iちゃんがまるたんを抱っこして連れてきてくれます。
右を下にして横になっている私と同じ向きにまるたんを横たわらせて、
まるたんは私の右腕を枕にし、私はまるたんの背中にぴったりくっついて、
左手でまるたんの脚かしっぽを握って眠るのです。
Iちゃんに抱っこされてきたまるたんは、ベッドに降ろすとすぐに私と
向かい合ってしまうので、いつもみんなで笑いました。
いま思い出してみると、あの頃のまるたんの身体は、
銀蔵よりもずっと体温が低かったような気がします。

まるたんが自分のベッドに落ちついたころ、病院から届け物がありました。
首のカテーテルから注入する流動食と注入器でした。
在宅死だった母は、自宅のベッドで点滴や輸血をうけていたのですが、
血液の入ったパックや点滴の交換、そして針を抜く行為などは、みんな私が
やっていたので、その光景を思い出して目の前が暗くなるような気がしました。
まるたんの細い細い首に開けられた穴、そしてそこから突き出ている透明の管。
その中にただ栄養を摂るためだけに流し込まれる「食物」。
これは、この「医療行為」は、ただまるたんの命をほんの少し長引かせるだけだ。
この時のまるたんの「命」とは、=「苦痛」だったと思うのです。
回復することなどありえない瀕死のまるたんに、どうして「食物」を与えなければ
ならないのか。
まるたんの気持ちになって言えば、
「どうしてこの苦痛を長引かせようとするのか」。
母は尊厳死を選んでいたので、緩和ケアのみを受けていました。
自分で立つことができなくなった日から食事を拒み、点滴も水分だけで
延命措置は一切行わない、という希望でした。
そんな母の様子を間近でみていたまるたんも、同じことを望んでいたのでは
ないかと思うのです。

「なくなったらまた取りに来てください」
そう言って帰っていった看護師。その人は、初めてまるたんが病院に行った日、
強制給餌のためにまるたんの身体を押さえながら
「可愛い顔ですねぇ…」
と、しみじみ言っていた人でした。
「なくなったら」って、こんなにあるのに、これがなくなるまで
まるたんに「生きろ」と強いるのでしょうか?
閉じたドアにむかって虚しい気持ちでつぶやきました。

やっと落ち着くことができたのに、まるたんは小さく唸り続けていました。
ベッドに横になって、ひよこの模様のついたふわふわの毛布をかけて、
弱りきったまるたんが唸っています。
猫が感じる苦痛は、「人間の十分の一」と言っていた院長。
もしもまるたんの苦痛をヒトが感じたなら、十倍ということですよね。
「十倍の苦痛」
それは人間なら、もう麻薬を使って緩和するレベルの痛みなのではないでしょうか。
私たちは、それでもどうすることもできず、ただベッドの脇に座り、
まるたんの身体をそっと撫でるだけでした。



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[ 2009/11/21 03:07 ] ★まるたん | TB(-) | CM(4)

懐かしいおうち

病院から家までの道のりは、歩いて十分くらいです。
私とIちゃん2人だけの時はもっと早く歩きますが、やっと退院できたまるたんとの
最期のお散歩、ゆっくり時間をかけて色々なものを見せてあげたかったです。

あなたが生きている世界には、こんなにたくさんの色があふれていて、
さまざまな生きものが呼吸をしている。
普段なら怖いと思う虫の羽音も、小さな男の子がぐずって泣いている声も、
どこかの家から聞こえてくるピアノの音も、川が流れる音も、みんな愛おしいね。
あと二ヶ月もすると、この川には小鷺が舞い降りてきたりもするよ。
鴨がいっぱい水面にいて、岸で日向ぼっこする子もいるんだよ。
まるたんは、見たことないよねぇ。
家の中から見えていたのは、スズメと鳩、それからカラスとオナガ、春にはウグイスもいたね。
こんな都会でも、けっこういろんな種類の鳥が樹にとまってたね。
ベランダのローズマリーやマロウ、それからボリジなんかには
よくミツバチが蜜を吸いにきていて、蝶もトンボも、いっぱい見たね。
網戸の内側からそれらを見つけると、一生けんめい目で追ってたね。

きっともうすぐ消えてしまう生命を抱いて、その暖かさと重みを、手のひらと腕で
しっかりと感じておこうと、ずっと忘れないでいたいと、
ぐったりしたまるたんの身体に負担がかからないよう、腕に力を入れないように
その消えかかっている存在を貪るように抱いて歩きました。

いつでもピンクの爪キャップを着けていたまるたんを見て、ブロック塀の工事をしていた
若い人が、
「げっ、すげえ爪!マニキュア!?」
と驚いた声をあげていました。
その人はきっと、人間の楽しみのためにペットにオシャレをさせる飼い主だと、
私たちのことを思ったのでしょう。非難めいた口調でした。
『猫がかわいそうだ』
と言っているように聞こえました。

そうなのかな?
まるたんは、「かわいそう」だったのかな?
こんな姿になってお家に帰ってくるなんて、誰も思わなかったよね。

家に着き、リビングにマットを敷いてまるたんを寝かせました。
まるたんは、いつもソファやダイニングの椅子、ヒトと一緒にベッドなどで
眠っていたので、まるたん専用の猫ベッドは置いてありませんでした。
もうどこにも飛び乗ることができないまるたんのために、私はベッドを買いに
出かけました。
駅前の大きなペットショップに行き、たくさん展示してあるベッドの中から、
低反発素材で作られた大き目のものを選びました。
急いでタクシーに乗って帰ると、リビングのマットの上に寝かせたはずのまるたんが
いません。
Iちゃんが少し自分の部屋に入っていた間に、どこかに移動してしまったのです。
「どこか」なんて言っても狭い家の中です。
まるたんは、リビングの隣の、私の母の部屋で横たわっていました。
母が亡くなった時、その部屋で普段と違う大きな声で鳴いたまるたん。
自分が死ぬときも、その部屋でと思ったのでしょうか。
買って来たばかりのベッドをリビングに置き、そこに寝かせたのですが、
また母の部屋へフラフラと歩いていきます。
常にヒトの傍で目が届くように…とリビングに寝かせたのですが、また歩いてしまうと
まるたんの傷に良くないと思い、ベッドごと移動させました。

これで安心した?
もうイヤなことをする人はいないから、ゆっくり眠ってね。
私たちもホッとして、家でできる仕事を片付けたりしました。
しばらくすると、病院の看護師が訪ねてきました。
「渡し忘れたので」
と言って、首のカテーテルに注入する液状のごはんと、注入器を届けてくれたのでした。


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[ 2009/11/15 00:48 ] ★まるたん | TB(-) | CM(2)

明るい日差しの中、最期のお散歩

ケージの奥で横たわったまま、もう声を出すことも出来なくなっていたまるたんは、
それほどまでに弱っていたのに、食道にチューブを挿入する手術をされていました。
私たちはケージの前に立ったまま、院長にその手術の必要性や安全性…いえ、
それは事前に説明されるべきことです。
なぜ家族に確認もせずそんな処置をしたのか、それをしたからと言って、まるたんに
どんな良い効果があるのか。
一瞬私の頭の中に、院長の白衣の襟を掴んで詰め寄る自分の姿が浮かびました。
「どうしてこんな勝手なことを!
どうしてまるたんに痛い思いをさせるの!
こんなことをしたってもう元気にならないんでしょう!?」
何もかもがわからなくてパニックを起こしそうでした。
でも、ケージの中から私とIちゃんを見つめているまるたんは、穏やかで優しくて、
きらきらした綺麗なエメラルドグリーンの瞳を、変わらずに輝かせています。
「そんなこといいから、早くおうちに帰ろう。早くおうちに帰りたい」
まるたんがそう言っているような気がして、私たちは黙って院長のあとに続きました。

院長の手で処置室の隣にある診察室へ運ばれたまるたんは、
初めてその病院を訪れたときと同様、体重計になっている台の上におろされました。
まるたんの身体には何ヶ所かにガーゼが貼られ、そのガーゼの下には切開された
傷があるはずでした。
もう自分で傷口を舐めてしまうほどの元気もないということで、エリザベスカラーは
着けられていませんでした。
でもそれは、こんなに弱ってしまってからのことではなく、手術の翌日に私たちが
見た時にもそうだったので、まるたんは手術を受けた時点で、その残りの生命力を
ほとんど使い果たしてしまったのだと思います。
この退院の日より一ヶ月ほど前、初めて受診した時には首を左右に動かして
あちこち観察したり、自分の後ろに回って触診する院長の顔をを振り向いて
眺めたりしていたのに、もうぐったりしたまま、
自分の身体を少しでも動かすことさえできなくなっていました。
それまでの経過の説明は、前日のうちに受けていました。
帰宅してからの注意などを聞き、まるたんはその場でもう一度痛み止めか何かの
注射と、強制給餌をされました。
私たちは診察台の傍らにぼんやりと立ちすくんだまま、遠い場所で起こっている
ことのように、院長と看護師からの処置を受けるまるたんを見ていました。
「じゃあ、先に会計を」
あとのことを看護師に任せると、院長は受付のコンピューターの方にいきました。

やっと解放され、三人で待合室に座りました。
まるたんは、弱々しく私とIちゃんの顔を見上げて、安心したように目をとじました。
院長の計算は長く、私たちは待たされました。
トリミング室には、その日もカットとシャンプーのために犬がいて、順番待ちなのか
トリマーの足もとにはキャリーに入ったままの小型犬もいました。
ドライヤーをかけられている犬が、嫌がって大きな声で鳴きわめいています。
まるで虐待されているかのような、悲鳴にも似たその声は、私たちの神経を
引っ掻くように長く長く続きました。
まるたんが不安になっちゃうからやめて。
お願い、黙って……。
傷口がくっつかないままのまるたんの身体は、ぎゅうっと抱きしめることができません。
不安になってしまうのは、まるたんよりもヒトの方でした。
会計を待つ私もIちゃんも、まるたんを真ん中にはさんで座ったまま泣きそうでした。
やっと計算が終わり、カウンターに呼ばれました。
三十数万円の請求書は、毎日どんな薬を使ったか、ICUに何日はいっていたかなど
詳しく記されていて、数枚に及んでいました。
「ペットの保険には入ってますか?ああそう、入ってれば半額になったんだけど」
そう言う院長に、黙ってクレジットカードを渡し、会計を済ませて外に出ました。

今でもまったくわかりませんが、
後悔と憤りばかりを感じますが、
病院を出るときの習慣になってしまっていたのか、
私たちは、この院長に『ありがとうございました』とはっきりと言ったのです。
まるたんが言葉を理解していたなら、さぞ悔しかったでしょう。
一体どこが、一体なにが「ありがたい」というのか。

まるたんを抱いて、来た道を家を目指して歩きました。
暖かい日でした。最後のお散歩です。
空き地には背の高い雑草が生い茂り、そこにスズメがたくさん遊んでいました。
「まるたん、鳥さんいるよ」
元気だった頃、いつも家の中から鳥や虫を見つけると
「ア、ア、ア、ア」
と高い声で鳴いていたまるたん。捕まえたくて仕方なかったのに、
もう、それを見ても何の反応もしませんでした。


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[ 2009/11/07 23:50 ] ★まるたん | TB(-) | CM(6)

勝手に開けられた「首の穴」

まるたんの退院が決まった日、つまり退院の前夜です。
その時、私とIちゃんの心(正しくは脳ですね)が病んでしまったのかもしれません。
異常な高揚感は、ナチュラルハイといえるようなものでした。
でも、もちろん「良い興奮状態」では決してありません。
無意識にエンドルフィンを大量に分泌させ、精神的な苦痛を意識の外へと
追い出すことによって、突然の過剰なスポーツにも疲れを感じる隙を与えない…。
そんな強引な、ちからワザ的な高揚感でした。
激しいキックの連打で知らずに股関節を傷めた私は、
翌々日には立ち上がれないほどの痛みに襲われました。

まるたんを迎えに行った朝は、とても気持ちよく晴れていました。
Iちゃんと一緒に出かける準備をして、歩いて病院に向かいました。
帰りはまるたんも一緒。
ゆっくり休ませてあげようね。
そんなことを話しながら、穏やかな秋の陽射しの中を歩きました。
でも、気持ちは穏やかでものんびりしてもいなかったのです。
私は戦場に向かうように緊張していました。
絶対に負けられない…なぜかそんな気持ちでずんずん歩きました。
ちょうど病院の裏側に出る道が、私たちの通院路でした。
何度も通った、見慣れた病院の看板が見えてきます。
手前の駐車場には、院長の高級外車が三台停まっていました。
建物の上の方を見ると、三階の窓際に置かれた大小のケージの一番端に、
薄茶色い犬が見えました。その他はほとんど空っぽでした。
正面に回り、玄関から入ります。
受付には誰もおらず、中から院長が出てきました。
その時に交わした会話は、あまり憶えていません。
昨日までと同じ、処置室に入って左側の、手前から二番目の上段。
まるたんがいるところ。
ほんの2、3歩の距離なのに、小走りでまるたんのところに行きました。
「まるたん、まるたん」
「おうちに帰ろうね」
ケージの前に立って声をかけました。
まるたんは昨夜と違って、もう立ち上がってきてはくれませんでした。
可愛い顔をゆっくりと持ち上げて、小さい声で鳴くだけです。
美しいグリーンの瞳は少しも曇らず、私とIちゃんを見つめていました。
『もう立てないんだ』
口から出そうになった言葉を、ぐっと抑えました。
声に出して言わなければ、本当のことではなくなるような気がしたからです。
でも、現実は変わりません。
時間も戻りません。
ケージの奥の方でじっとうずくまっているまるたんは、今にも消えてしまいそうでした。
「食事がとれないとどんどん弱ってしまうので、ここにチューブをつけました」
院長がケージを開け、まるたんの身体を入口のほうまで引きずってきました。
私たちは、何がどうなっているのかすぐには理解できませんでした。
院長が言った言葉の意味は、
『ごはんを食べられないこの猫の体力が落ちてしまうので、喉の横に穴を開けて
食道に直接カテーテルを挿入するという手術をしました』
ということでした。
正面から見た時にはわからなかったのですが、近くにきたまるたんの首には、
透明なプラスチックでできたゼンマイのような形のものがあり、その周囲には
絆創膏が貼られていました。
ゆうべ私たちが帰った後なのか、それとも今朝早くだったのか、確認する気も
おきませんでしたが、まるたんは勝手に手術をされていたのです。
ご飯が食べられなくて体力が落ちているのに、
腫瘍の手術の後で痛みもあるのに、
そして、「覚悟しなければならない」ほどの状態であるはずなのに…
なぜ、こんな手術が必要だったのでしょうか?
それは、いまでもわかりません。
この先もずっと、わかることはありません。
私たちは、目の前のまるたんの姿がただ痛ましくて、かわいそうで、
胸が張り裂けそうでした。
その場で院長に少しでも何か問い質したりしたら、きっとそのまま
絶叫しながら狂ってしまう…。
そんな予感があり、くらくらしそうになりながら黙ってまるたんの背中をさすりました。


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[ 2009/10/31 01:03 ] ★まるたん | TB(-) | CM(6)

退院が決まった夜

ねえ、まるたん。
あの日、私と出会ってよかった?
うちの子になってくれて、まるたんは幸せだったのかな…
Iちゃんはまだ小学生だったね。
マミも元気で、にぎやかで。
うちに遊びに来た人はみんな、友だちも親戚も
まるたんの瞳の色に見惚れてたね。
「みどりちゃん」て、まるたんのことを呼ぶ人もいるね。
今その人は、カヲルちゃんのことを「みどりちゃん」て呼ぶんだよ。
まるたんの瞳を、もう一回見つめたいな。
「綺麗だな」って、心底思えるものは、それほど多くないんだね。
でも、銀蔵もカヲルも、とっても綺麗だよ。


「臭いでしょう」
いきなり後ろからこう言われ、私は混乱しました。
「傷口が全然くっつかない」
院長のその言葉は、私にある光景を思い出させました。

※少し怖い記述がありますので、あとは追記にさせてください。

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[ 2009/10/24 03:58 ] ★まるたん | TB(-) | CM(4)

まるたんのこと

ヒトSです。
いつもありがとうございます。

土曜日にアップするはずの「まるたんについての記事」ですが、
今回は休ませていただきます。
毎週読んで下さっているみなさま、申し訳ありません。

次回、24日には掲載させていただきますので、またいらしてください。
お待ちしております。


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[ 2009/10/18 18:28 ] ★まるたん | TB(-) | CM(0)

絶望という名の地下鉄

母が亡くなったこと。それ自体よりも一番悲しかったのは、
一番絶望感を味わったのは、手術の直後に担当の医師から
「予後は三ヶ月です」
と言われたときでした。
手術当日に言われた「三ヶ月」は、退院するまでに一ヶ月弱かかりますから、
家に戻ってからは二ヶ月しか時間がないということです。
母に残された時間は二ヶ月。家族にとっても「残された時間」です。
家族として過ごせるのは、あと二ヶ月間しかない。
その時間を母とどう生きるか。特別なことなど何も思いつきませんでした。


消化管型リンパ腫だったまるたん。
会いに行ったケージの前でいきなり聞かされたその病気がどんなものか、
まったく知識がなかった私たち。
いくら知識がなくても、腫瘍が腹腔内で破れていたらどうなるのか、
それくらいの想像はできました。

治るって言ったのに。
だから手術をしてもらったのに。

でも、その時点ではまだ、まるたんも母と同じくらいは一緒にいてくれるのだと、
なぜかそう思いました。
院長の説明は曖昧でしたが、私たちは何も質問できず(思いつきませんでした)、
ただ院長が発する「音声」をききながら、ケージの中のまるたんに一秒でも長く
触れていたいと思っていました。
本当は、早く退院させたかった。まるたんが好きな場所で、ゆっくり休ませてあげたかった。
でも、手術したばかりで傷口が塞がるまでは無理だということはわかります。

早く回復してね。早くおうちに帰ろうね。

病院のスタッフに聞こえないよう、小さな声でそう言いました。
まるたんはしっかりした様子で格子の向こう側に立ち、
私たちのの指に何度も顔をこすり付けます。
こんなに元気そうなのに、まだ帰れないんだね。
お腹の中で悪いところが破れてしまっていたとしても、毎日少しずつごはんを
食べているはず。
だからきっと、もうちょっと良くなって退院できるはず。
無理やりそう思って、病院を出ました。

そんな、「病院までまるたんに会いに行く」ことを続けて4日目の夜、
院長から電話がかかってきました。

「あんまりよくないんだよねぇ」

もう、入院していても回復の見込みがないという判断だったのでしょう。
覚悟はしておけ、とそういう意味なのだと解りました。
翌日の夜、仕事から帰ってIちゃんと一緒にまるたんに会いにいきました。
院長とは、退院の相談をすることになっていました。
ケージの前に行くと、まるたんはこの日もよろよろと起き上がり、
私たちの方へ歩いてきてくれました。
『もういいよ、まるたん、じっとしてていいよ』
ふと下のケージを見ると、昨日まで入っていたレトリバーとは別の大きな犬が
じっとうずくまっています。
私たちは、何かの臭気を感じました。
子どものころに転んでできた膝の傷口。そこから発する傷口特有の臭い。
リンパ液のような、化膿しているような、そんな臭いでした。
その犬の身体から発しているのだと、私たちは思いました。
可哀相に。周囲に臭いが漏れるほど具合が悪いのかな……
院長が、また後ろから話しかけてきました。
「臭いでしょう。手術した傷口が全然くっくかないんだよね」

それは、まるたんのことでした。


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[ 2009/10/11 23:34 ] ★まるたん | TB(-) | CM(2)
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Angel Book かぞく紹介

ぞうくん

銀蔵
Ginzo
2005年10月2日生まれ  ♂ 6.1kg
呼び名:ぞうくん、ぎんたん、他色々
頭が良く、感情豊かな甘えんぼ・さみしがり。
とにかく「いい銀」!


カヲルさま

カヲル
Quaol
2005年10月2日生まれ  ♀ 3.2kg
呼び名:ぼうちゃん、カヲルさま、他色々
猫の魅力に溢れた永遠の子猫。とても賢い。
脅威の運動神経で、毛質ふわふわ


なおちゃんのブログ「ポロ伝」へGO!

なおちゃん
12月14日生まれ  ♂ 50g
おいしいもの大好きで、みんなの幸せを願うやさしい子。
奇跡のプリティマイナン。銀蔵とカヲルの兄


「ポロ伝」にはぼくもたまに出ますよ。

みづきくん
5月15日生まれ  ♂ 112g
やさしい、おっとり、天然のミズゴロウ。
銀蔵とカヲルの兄。



アイ@POKEMON
11月1日生まれ  ♀
画像配置担当。ポケモンLOVE。


ヒトS
1月20日生まれ  ♀
記事文章担当。チョコレートとねこがだいすき。


ともだち
「銀と桜」に飛ぶよ~

銀ちゃん
2007年5月12日生まれ  ♂ 6.0kg?
「銀と桜」の銀ちゃん
銀蔵のベストフレンド! 西の王子。
ブログ開設時から応援チュウ!



「銀diary」に飛ぶよ~

銀ちゃん
2011年4月5日生まれ  ♂ 6.5kg
「銀diary」の銀ちゃん
我が家と同じく、里親募集掲示板からの運命的な出会い!
すくすく育って大きい銀ちゃん。
(写真は子猫時代です)



「さくたろぐ」に飛ぶよ~

さくたろう
2009年12月9日生まれ  ♂ 5.1kg
「さくたろぐ」のさくたろうくん
甘えんぼ王子。心臓の病気と闘い、
2014年8月26日に天国へ。


「さのすけのロックンロールハイスクール」に飛ぶよ~

さのすけくん
2009年4月8日天国へ。 ♂ ?kg
大阪府枚方市出身のさのすけ選手
所属:DMF/しましま団



「らぷそでぃ」に飛ぶよ~

ジョジョくん
2002年5月6日生まれ。 ♂ 4.8kg
そばかすクルルさん家のジョーさん
おやつとアニメと清志郎が大好きなクルルさんと
ジョーさんのほんわかやさしい日々をお届け!


「Pudding a la mode(プリン・ア・ラ・モード)」に飛ぶよ~

プリンちゃん
2011年6月15日生まれ。 ♂ ?kg
にゃんこの母ちゃん家のプリンちゃん
ひょうきんな母ちゃん中心、そしてプリン・芽生。



「そらの虹色おさんぽ写真」に飛ぶよ~

そらまめニャンズ
2005年7月20日生まれ  ♂ kg?
代表:そらまめくん(左)とうずらくん(右)
透明感のあるきれいな写真とほんわか個性的な猫たちの日常「そらの虹色おさんぽ写真」は
毎週月水木更新☆



「しゅりっち THE GOGO」に飛ぶよ~

Shuriくん
2005年7月18日生まれ  ♂ 4.0kg前後
元気いっぱい♪しゅりっちさん家のチンチラシルバーShuri君
しゅりっちさんとの出会いはガンダムの記事!



「I LOVE SORA☆」に飛ぶよ~

空にゃん
2005年4月18日生まれ  ♂ ★kg
おっとり、やさしい、かわいい男の子の空くん。
空にゃんと似た雰囲気のステキなsoramamaちゃん。
すこし銀蔵似&ふたりの実家・水戸つながりで出会いました。



「タケシ」のカテゴリへ

タケシ
2007年6月30日生まれ  ♂ 5.3kg
ブログをやっていない、Shizukaちゃんのタケシくん
Shizukaちゃんとは離れて暮らしてるの。
早くまた会えるといいね!



「銀と桜」に飛ぶよ~

桜ちゃん
2007年12月15日生まれ  ♀ 2.8kg?
「銀と桜」の桜ちゃん。愛称サクちゃん
表情豊かでかぞくを癒すかわいい女の子
おもちゃと遊びがだーいすき♪




はるちゃん
?生まれ  ♀ ?kg
ブログをやっていない、みつひろさん家の温ちゃん
ノラ出身、左目がくもっていて今もよく見えないけど、かわいく元気!





りんごちゃん
2003年12月8日生まれ  ♀ 5.3kg
アイのパソコンの先生のおうちの長女(こうめちゃんとは実のきょうだい)
とっても怖がりで、玄関のチャイムが鳴っただけで隠れちゃう




こうめちゃん
2005年4月20日生まれ  ♀ 3.4kg
アイのパソコンの先生のおうちの次女・こうめちゃん
とってもかわいく、天真爛漫なお嬢。Sとアイは、生後2ヶ月頃に会ったきり。


もらったもの
◆Atelie *Soraniji Sanpo*


◆アビィライフイノベーション
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